犬のベッド選びで大切なのは、噛んでも破れないベッドであるかどうか・噛んでも破れない生地を使用しているかどうかです。ベッド選びの前に犬の習性に関して深い理解が必要です。
犬は、人間のように手や言葉を使えない分、口を使って器用に物を運んだり、おもちゃや家具を噛んでストレスを発散したりします。犬にとって「噛むこと」はごく自然な行為なのです。
噛む行為は犬の習性ですので完璧になくすことはできませんが、愛犬と楽しく暮らしていくためには、人間社会のマナーを覚えてもらうことが必要です。どうして愛犬は噛むのか、正しいしつけはどうすればいいのかを身につけ、適切に対処していきましょう。
理由1:歯がむずがゆい
子犬の場合は、歯が生え変わるときの違和感で周囲のものや家具を噛んでしまうこともあります。生後1カ月ごろから乳歯が生え始め、生後7カ月ごろには永久歯に生え変わるため、この月齢に噛んでくる場合は歯がムズムズしている可能性が高いです。
理由2:ストレスや恐怖
私たちが恐怖を感じたらとっさに手で顔を覆い隠すように、犬もストレスや恐怖を感じたときについ噛んでしまう場合があります。知らない人に撫でられた、引っ越しをして環境が変わった、ひとりで寂しい思いをしている、運動不足、体調不良などで不安を感じていないか気を配りましょう。
理由3:誤ったしつけ
気をつけたいのが誤ったしつけによる噛み癖です。噛んだ時に強く叩いた経験はありませんか?恐怖心から一時的に噛まなくなっても、身を守るために余計に噛み癖がひどくなる犬もいますので注意が必要です。
愛犬の噛み癖を直すしつけ方法
犬の噛み癖のしつけは、正しい手順を踏んで行うと効果が出やすいです。愛犬の噛み癖をしつける方法を3ステップで紹介していきます。
ステップ1:根本的な原因を解決
運動不足でストレスが溜まっているなら運動時間を増やすなど、まずは愛犬がなぜ噛むのか理由を探り、改善することから始めましょう。
いくらしつけをしても、噛む根本的な原因を解消しないとトレーニングの効果は出にくくなってしまいます。愛犬の気持ちに寄り添えば、しつけ以外の方法でも噛み癖が改善されるかもしれません。
ステップ2:噛むおもちゃで欲求を満たす
家の中で噛む欲求を満たしてあげることも大切です。何でもダメと抑え込むのではなく、おもちゃを与えて遊びでエネルギーを発散させてあげましょう。ロープ状のものなら引っ張りあいっこをして一緒に遊べます。留守中や目を離すときは、おやつ内蔵型のおもちゃを与えるのもおすすめです。
ステップ3:噛んだら反応する
それでも噛む場合は、「噛んだら反応する」ことを意識します。「うわっ!」「あっ!」と反応し、部屋から噛む対象のものと一緒に退出して1分程度待ちましょう。
少し大変ですが、噛むたびにこの動作を繰り返せば、「噛んだら飼い主がいなくなる」「噛んだら楽しくないことが起こる」と学習し、噛み癖を矯正できます。注意点として、反応する時に大声で叱責すると、委縮して防衛のために噛むようになるので、少し気づかせる程度にしましょう。
まとめ
犬は本能的に噛む生き物ですが、人間と一緒に生きるマナーとして「噛んではダメ」と教える必要があります。
まずは愛犬がなぜ噛むのか理由を探り、それを改善してあげましょう。原因を改善しても噛み癖が直らないなら、おもちゃで噛む欲求を発散させてあげるのが効果的です。
それでも噛まれてしまったら、ステップ3を繰り返して噛む=楽しくないことが起こると学習させます。決して叩いたり、怒鳴ったりと、恐怖で支配するしつけはしないようにしましょう。
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